2008年8月20日13時8分
長野県白馬村の北アルプス・白馬(しろうま)岳(2932メートル)にある白馬大雪渓で19日に起きた土砂崩れで、長野県警は20日正午すぎ、崩落現場の中央付近で、男性と女性の計2人の遺体を発見した。
県警によると、白馬岳では山岳ガイド(35)=長野県松本市と登山客の女性(63)=神奈川県大和市の2人が行方不明になっている。また、長岡工業高専=新潟県長岡市=の男性教員1人と連絡が取れないとの通報もあり、確認を急いでいる。
県警は20日早朝から標高約2200メートルの現場の捜索を開始。新潟県警のヘリなどの応援も得て約20人態勢で捜索している。長野県警によると、野間さんら2人は18日に猿倉(1230メートル)から入山し、白馬尻小屋(1550メートル)に宿泊。19日は頂上に近い白馬山荘に宿泊予定だった。
また、20日午前10時15分ごろ長岡工業高専から「男性教員が行方不明だ」と長野県警に連絡があった。男性は19日に白馬尻小屋で引率していた学生1人の姿が見えないため、捜しに出たまま戻っていないという。いなくなっていた学生は小屋で無事が確認された。同校によると、男性は山岳部の顧問で、学生は全員無事だと確認しているという。
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