4月9日配信 神奈川新聞 =======================================
登山者の安全を守る秦野署の「丹沢臨時警備派出所」の開所式が9日、秦野市戸川の戸沢の出合いで行われた。12月までの約8か月間、事故防止の呼び掛けや遭難救助活動の拠点となる。
開所式には、小清水芳則署長や市丹沢遭難対策協議会長の古谷義幸市長ら関係者約50人が参加。小清水署長が同署山岳救助隊員らを前に「シーズンには多くの登山者が予想される。各機関と連携し迅速な救助活動を心掛け、二重遭難には特段の注意を」と激励、金澤定幸隊長にピッケルを手渡した。
同署などでは、山岳遭難救助活動での各機関との連携を図るため、年2回市消防署や登山者遭難救助隊などと山岳合同訓練を実施している。
18日に同市堀山下の県立秦野戸川公園で行われる「山開き式」から本格的な登山シーズンが始まる。中高年の登山ブームなどから、表丹沢には年間約50万人を超す人が訪れるという。
昨年は21件の遭難事故が発生、死亡事故は6年ぶりに発生しなかったが、重傷5件、軽傷など16件だった。出動人員は警察官延べ188人、消防署員延べ22人、県警ヘリコプター延べ12機。
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