読売新聞 5月16日(木)配信 ============================================
相模原市緑区鳥屋の山中で遭難し、15日に1週間ぶりに救助された男性が16日午前、搬送先の病院で読売新聞の取材に応じ、「九死に一生を得た」と語った。
男性は、千葉県我孫子市に住む警備員(72)。
8日午前、入山し、丹沢大山国定公園内の早戸大滝に昼前に到着。断崖でカメラを構えて滝を撮影した後、足を滑らせて約30メートル下の沢まで滑落し、左足をくじいて歩けなくなった。
携帯電話は通じず、服装も長袖シャツに長ズボンだっため、落ち葉をかき集めて寒さをしのいだという。食料もなく、沢の水を飲んで、じっと助けを待った。11、12日は雨。体がけいれんした。「もう死ぬんだ」と思い、カメラで顔写真を撮影した。その後は寝返りをうつのさえ苦しくなり、記憶はほとんどないという。
=======================================
行き先告げず山で遭難…1週間何も食べずに救助 読売新聞 5月16日(木)配信
15日午前10時10分頃、相模原市緑区鳥屋(とや)の山中で、千葉県我孫子市の男性会社員(72)がうずくまっているのを、通りかかった登山者グループが発見した。
相模原市消防局と神奈川県警の山岳救助隊が担架に乗せ約6時間かけて下山。男性は同日午後10時半頃、同市内の病院に収容された。
県警の発表によると、男性は8日朝、丹沢大山国定公園内の早戸(はやと)大滝を撮影するため、水だけを持って軽装で入山したが、途中で道に迷った。「現場は携帯電話が通じないため救助を求めることができなかった。何も食べていない」と話している。脱水症状が見られるものの外傷などはないという。
早戸大滝は難所として知られ、救助隊も現場到着までに約4時間かかった。男性は家族に行き先を告げていなかった。
========================================
運が悪ければ、死んでたかもしれませんね。 事故に備えて計画書をきちんと出しませう。 計画書を作って出すことで、有事の際は会員が助けに向かいますし、事前に色々と事故防止のための自己チェックが出来るはずです。
|
|