フェイスブックの赤岳鉱泉の記述からです。

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    山の会 樹眩霧
    キーマスター

    ニュースで報道されているように、8日(日)~9日(月)にかけて、阿弥陀岳で滑落事故が有りました。

    私も長野県警察山岳救助隊と諏訪遭対協の救助捜索活動に同行しました。

    滑落現場は立場沢側に切れ落ちた200m超の断崖絶壁で、9日(月)早朝は15m超の強風が吹き荒れる吹雪という過酷な状況でした。

    阿弥陀岳では、先月に同じ立場沢側で死亡事故が起きたばかりだったので、奇跡的に生きていて無事に救助され、本当に良かったと思います。

    現在の阿弥陀岳への一般ルート状況は、冬山上級者向け。

    基本的なアイゼン・ピッケルワークが出来ないと登頂することも下山することもかなり困難です。

    先月、硫黄岳へ登った際にもストック・アイゼン無しという常識では考えられない装備で登頂している登山者の方がいらっしゃいました。

    3月に入り、町は春の様相ですが、山の上はまだ冬山。

    先月よりも寒暖の差が著しくなり、南岸低気圧の影響で湿雪が降り積もりやすくなるという八ヶ岳特有の気象状況が有ります。

    良識のある冬山装備、自分の技量に合ったコース選択、行動計画を個々の登山者が考えましょう。

    救助捜索活動をしている方々も当たり前ですが、命がけです。

    遊びだからこそ、もっと慎重に安全に。

    「家に帰るまでが登山」ですよ!

    残り少ない冬の八ヶ岳を存分に楽しみましょう。

    —————————

    帰るまでが登山、まさにその通りだと思います。

    先日、思うところがあってよんだ本には

    遭難する人はびっくりするくらい楽天家である、
    自分は遭難しない、と思ってるケースが多いとのこと。

    自分も含めてですが、みなさん計画立案するとき、
    山に行く準備をするとき、今一度地形図やトポや記録、その他もろもろ
    検討するようにしましょう。

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