奥多摩 シンナソー
・メンバー:L ymk
・コースタイム:
武蔵五日市駅7:39発バス
藤倉バス停9:00-稜線上10:45-浅間嶺-数馬の湯12:40
温泉センター14:53発バス
・天気:霧雨
・ロープ:30m補助ロープ(敗退用、使用せず)
・内容
檜原街道の温湿度計は24℃94%。バスに乗っている時はまだ降っていないが、
藤倉に近づくにつれガスが濃くなる。装備を整えて入渓する頃は霧雨だった。
はじめての単独遡行は、最初のなんでもないゴーロ歩きでも緊張感あり。
日曜なのに他に入渓者は見当たらない。出合いはわかりやすく迷わなかった。
単独では、ちょっとした怪我でも遭難に繋がる、と、滝はいつもより慎重に登り、
無理そうなら引き返すつもりで出発。
はじめの方の2段滝の手前で、単独の男性が追い付き抜かしていった。
だれもいないと思っていたので、人影に気づいた時にはかなりびっくりした。
シンナソーには、10m滝がいくつかと15m滝がひとつあるが、どれも途中にテラス
があり段が分かれているので、高度感としては、最高でも3~4mほど。
それでも、滝下は深い釜がなく、着地は岩や浅い釜のため、落ちたらそれなりの
衝撃があり骨折・捻挫などをする可能性あり。
ひとつひとつの滝でアドレナリンが出たが、なんとか、巻かずに行けた。
たくさん人が入っている沢らしく、滝それぞれに巻いている踏み跡も多いが、
そちらの方も泥とザレで悪そうだし汚れそうで、行きたくなかった。
一番アドレナリンが出たのは、最後の方の3段15m。水流のクラック沿いを登った。
右は滑ってすべりやすく外傾したスタンスしかなく、左側にガバホールド・
スタンスがある。
左のガバホールドを頼りにステミングで抜けた。ガバホールドが崩壊しなくてよかった~。
広葉樹の倒木が結構沢をふさいでおり、3段15m滝以降は、いっそう多くなる。
昨冬の雪のせいか、タイツを倒木にひっかけてひどく破れた。
倒木にさえぎられたので、遡行図にある二俣まで行かず、少し手前で左のザレから
尾根に詰める。急登で汗びっしょり、息がきれる。雨か汗かわからない。
ザレは木につかまりながらキックステップでいけば安定して登れる程度。20分くらい。
稜線は涼しい風が吹いていた。浅間嶺を数馬まで歩き、お風呂でさっぱり。
数馬の湯は、日曜でそこそこの混み様。ちょうど”滝行”ツアーを終えた人たちと
一緒になった。私も”滝行”してきたんだよねー。