ジョウゴ沢 アイスクライミング
>日時:2017年12月28日(木)-29日(金)
>場所:八ヶ岳 ジョウゴ沢 アイスクライミング
>天気:晴れ
>コースタイム:7:30-15:00
28日:美濃戸口~赤岳鉱泉
29日:赤岳鉱泉~ジョウゴ沢~赤岳鉱泉~美濃戸登山口
>メンバー:高尾(周)・OH氏
>装備:冬山装備・登攀装備一式
>MEMO
28日(木)
朝、のんびり集合し車にて美濃戸口へ向かいしました。
そのため美濃戸口スタートは14時過ぎくらい道は明瞭で
問題なく赤岳鉱泉へ向かうことが出来ました。
しかしながら、途中で日が暮れてしまいました。
空がひらけ、風ほとんどなく、静かでとてもいい雰囲気の中
雪道を歩きました。
赤岳鉱泉に到着したのは17時半くらい、すぐにテントの設営
と夕食の準備にかかりました。
水は小屋でいただくことが出来、とても快適でした。
テントの中では酒盛り、ひと盛り上がりしすぎてOH氏は
テントシューズを火に当ててしまい、中のダウンが・・・
焦げ臭いし・・・。
朝、シュラフから大量のダウンが・・・
29日(金)
素晴らしい天候の中、サッと朝食を済ませ準備を開始しました。
登攀に必要のないものはテント内にデポし、ジョウゴ沢へ向かいました。
赤岳鉱泉からはホントにスグの30分程度でF1へ到着。
OH氏より「ロープは要らないだろう~」との一言。
ドッキドキの第一発目、緊張しつつも問題なくクリア。
そしてF2、結構高く感じました。もちろんロープを出し、初スクリュー
結構入らないもんですね、自分の正面より高いところに
支点をとろうと思っても片手で最初に埋め込むのがなかなか大変でした。
下山後発覚したのですが、スクリューの埋め込む方がかなり
お疲れになっていました。ちゃんとメンテナンスしなければいけません。
さて、そうこう言いながら登り切ったところでしっかりした支点が
ありビレイポイントで通常のビレイを行いました。
F3、F4は全く問題なく通過。
二股では向かって左手へ進みます。正面には乙女の滝が見えてきます。
スルーして、行くと2段の小さな滝が現れました。
ここで向かって左手に進むとナイアガラの滝、右手へ行くと大滝です。
大滝側へ進み、大滝を正面に見て、コレはまだ早いということで、
小さな尾根をまたぎナイアガラの滝へ挑戦。
おおよそ10mの高さ。
中心よりちょっと右側を登りました。
アックスの刺さりは調子良かったのですが、やはりスクリューが入らない
焦りながらも慎重に、少しでも腕に負担がいかないようにと
思いつつ、アイゼンのつま先に神経を配りながら支点をとる。
この時点でしっかりセルフビレイでも取るべきだったのでしょうが
頭にはそんな余裕もなく、全力で上へ登り切りました。
空は八ヶ岳ブルー。
「よかった、おちなくて・・・」
OH氏も快適に登ってこられました。
クライミングでこんなパワー使ったことないぞっって思うくらい
全身がシビレました。
次回は精神的にも、技術的にも、もうちょっとパワーアップして
今度は乙女の滝や大滝、大同心大滝などなども行ってみたいと
思う登攀になりました。
帰りはルンルンでテントを片付け、帰路へ。
年末でしたが、時間を作り出かける価値のある山行になりました。
また一つ、山の楽しみが増えました。
最後に、安心してビレイがお願いでき、全部リードさせていただいた
OH氏に感謝しつつ報告とさせていただきます。